
【概要】
株式会社かりゆし(本社:沖縄県国頭郡恩納村、代表取締役社長 親泊 昌代)は、当社が運営する「OKINAWA KARIYUSHI RESORT EXES NAHA」および「KARIYUSHI LCH.Izumizaki 県庁前」の 2物件について、旧 SPC「合同会社結志」から新 SPC「合同会社 CORE」への信託受益権譲渡が 2025 年10 月 15 日に完了したことをお知らせいたします。
合同会社 CORE は、株式会社かりゆしを中心とする匿名組合出資により設立された新たな特別目的会社です。また、レンダーとして株式会社琉球銀行をはじめとする他金融機関のご支援をいただいております。
【本件の背景と目的】
2021 年に当社は、株式会社琉球キャピタル様を中心に組成された「合同会社結志」(琉球ファンド 1号投資事業有限責任組合を主な匿名組合出資者とする不動産ファンド)へ当該 2 物件の信託受益権を譲渡し、運営を継続してまいりました。
このスキームは、コロナ禍における観光産業の急激な環境変化の中で、当社のホテル資産を一時的に外部ファンドで保全しながら、運営の安定化と財務体質強化を図るものでした。
今回の「合同会社 CORE」への譲渡は、当初からの計画に基づき、株式会社かりゆし主導の資本構成に戻すプロジェクトです。
また、株式会社琉球銀行様からはレンダーとして継続的なご支援を頂いており、県内資本による資産の循環・保全を図りつつ、持続可能なホテル経営と地域観光の発展を目指します。
【代表コメント】
株式会社かりゆし 代表取締役社長 親泊 昌代
コロナ禍という未曾有の環境下で、一時的に外部ファンドに移したホテル資産を、改めて当社主導の体制に戻せたことは、地域と共に歩んできた当社にとって大きな節目となりました。今後も、地域金融機関やパートナーの皆さまと連携しながら、沖縄観光の未来を支えるホテル運営を推進してまいります。
【本プロジェクトの意義】
- 支援ファンドからの自社主導への転換
コロナ禍の厳しい時期に、株式会社琉球キャピタル様のファンド(合同会社結志)によって守られたホテル資産を、当初の計画どおり、株式会社かりゆし自らの手で再取得。回復の象徴となるプロジェクト。 - 地域金融との信頼関係に基づく継続支援
株式会社琉球銀行様による長年のご支援のもと、地域金融との強いパートナーシップを維持。地域経済とともに歩むホテル経営の新たなモデルを示す。 - 持続可能な運営体制の再構築
株式会社かりゆしが主体となる新 SPC「合同会社 CORE」のもと、運営と所有を一体的に管理できる体制へ移行。外部支援を糧に培った経験を基盤に、今後は株式会社かりゆし主導での安定的・持続的な運営を目指す。
【物件概要】
| 項目 | OKINAWA KARIYUSHI RESORT EXES NAHA | KARIYUSHI LCH.Izumizaki 県庁前 |
| 所在地 | 沖縄県那覇市泉崎1-11-5・9 | 沖縄県那覇市泉崎1-11-6・7 |
| 構造 | RC造 地上10階建 | S造 地上4階建 |
| 客室数 | 67室 | 58室 |
| 開業 | 2019年9月 | 2013年11月 |
| 特徴 | 高価格帯ラグジュアリーホテル (レストラン「琉球」「鉄板焼くろうし」) | 宿泊特化型・1階コンビニ併設の好立地型ホテル |
株式会社かりゆし
代表取締役社長 親泊 昌代